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枝豆をもぎながら今年の夏を締めくくる

ここ庄内は「だだちゃ豆」が有名。

味と香りが濃いのが特徴です。

枝豆といっても種類や収穫の時期によって色々な味があって楽しめますね。

しかし子供達はしょっぱくて水気のある枝豆を美味しいと感じるようで、(枝豆の種類はどうでもいいのか…)

私が茹でる枝豆よりも、おばあちゃんが茹でた方がうまい!と言います。

それならどうだ、これでもかと塩を入れても尚、私が茹でると「味気ない」と塩を振りかける始末。

何かコツがあるのでは?

とおばあちゃんにきいてみましたら、これでもか!×3は塩を使っていました(笑)

水気があるのは、茹で上がった枝豆に少しだけ水をかけているからだそうです。

それぞれの家の茹で方があるんですね。

実家では味噌も作っていましたので、夏になれば容赦なく大量の枝豆をもがされ、

秋になれば蚊帳を吊った小屋で大豆をさやから外す作業を見守りました。(私は邪魔なので文字通り蚊帳の外で、こぼれた大豆を拾う役目)

匂いまで覚えている子供の頃の風景です。

そして先日、いつもお裾分けをいただくお知り合いの方が、ご自宅で採れた枝豆を持ってきてくださいました。

ひんやりとした風に吹かれながら 、庭先で実入りの良い部分だけをザルにもぎ取っていきます。

真夏のはち切れそうなさやと違って、これ以上大きく育つことを諦めた様な平べったいさやが多いものの、

もいでみるとこんなにもありました。

半分は茹でたてをいただき、半分は冷凍してずんだ餡を作ります。

遅れて出てきたセミでしょうか、声の限りを尽くし鳴いています。

これが今年最後の枝豆になるであろうと確信した瞬間でした。

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