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瑚璉(これん)

ふと降りてきたワード「器」

「うつわ」は、単なる容器、入れ物の器以外にも、

あの人は器のでかいやつだ、などと、才能やその人となりを例えたりします。

器量よしといえば、美しいという意味もあります。

そして私が「器」と聞いて連想する物語が、お馴染み(かどうかはわかりませんが…)

「論語物語」にでてくる瑚璉のお話です。

ここから↓

孔子に一度も褒められた事のない弟子が、自分をどう評価しているのかを恐る恐る聞きます。

すると孔子は

「お前は器だ」と言います。

弟子は

「器とは何の器でございますか」

孔子

「瑚璉じゃ」

※瑚璉とは供物を盛る入れ物で、器の中でも一番豪華な装飾がある貴重な器の事。

瑚璉と聞いて内心喜ぶ弟子。(なんか、俺めっちゃ凄い褒められてんじゃね⁉)

しかし…続く孔子の言葉は

「瑚璉は大器じゃ、しかし大器といえど器は器じゃ」

弟子

(ひょっとしてもしかして、この流れ、全然褒められてない、むしろ逆…)

弟子の青ざめた表情を見ながら孔子は続ける

「自分のことばかりにこだわっていては君子にはなれない。

お前は自分を忘れる工夫をすることじゃ。君子は徳を持って全ての人の才能を生かしていくが、それは自分を忘れることができるからじゃ。

才人は自分の才能を誇る。そしてその才能だけで生きようとする。むろんそれでひとかどの世の中のお役には立つ。

しかし、自分を役立てるだけで人を役立てることができないから、それはあたかも器のようなものじゃ」

この弟子は、四十の坂を超した弟子でありながら、後輩が世間で評判になったり、孔子に褒められているのを心良く思っていなかったのだ。

孔子は続けて

「四十五十になっても、徳を持って世に聞こえないようでは、もうその人の将来は知れたものじゃ」

と、とどめを刺します。

愕然とし泣き崩れる弟子を見つめる孔子の目にもまた涙が溢れていました。

と、孔子が声を震わせながら弟子を諭す切ないお話です。

『子いわく、君子は器ならんと』

とは、自分を生かすよりも、人を生かす視点を持つのが君子、という意味ですね。

そして何より『論語物語』にでてくる弟子たちは

皆一様に、宇宙人生理論でいう所の『罪状』を見事に体現してくれています。

罪状とは、進化を阻み、人も自分も良くしない、感情、思考、傾向、時に出来事、と定義していますが、

まあ人間なら誰しも持っているエゴ、プライド、観念、憎しみ悲しみ、葛藤、恨み、等々挙げればきりのないものです。

これら無意識の繰り返しのパターンが「人生」となっていることを、

孔子とその弟子の心を通じて教えてくれているのがこの論語物語です。

人の道を究める志の高い弟子であろうとも、人間であれば大なり小なりの罪状を持って生まれます。

欲に突き動かされ、人を妬み、わが身を憂い、葛藤の中で煩悶を繰り返す。

罪状とは輪廻転生を繰り返す魂に刻まれた因果律の法則が貫かれている証でもあります。

今回は器というワードから連想されたのがこの瑚璉というお話だったのですが、改めて

この世は善悪を超えた、宇宙の意図だけが在る、といっても過言ではない気がします。

釈迦やキリスト、孔子の残したであろう言葉が2000年以上の時を経て尊いのは、そんな宇宙の意図に適っているから。

そんなことを確信したのでした。

ところで器といえば、年末ジャンボ宝くじですね!(急にすみません)

宝くじに当選した人の99%は不幸になる、という話を聞いた事がある方も多いと思いますが、

本当らしいです。

それにも実は器が大きく関係しています。

お金は一種のエネルギー体でもありますので、

万が一でも一等大当たり!の大金を一瞬で手にした場合、そのお金を得るだけの器が無かったとしたら、

その器は壊れます。

すなわち人生の破滅です。

人には器があります。

自分の胸にてを当てて、そのエネルギーを手にする価値、器があるか己に問うてみれば簡単なこと。

自分の器以上のエネルギーは、身の破滅、と心得ましょう。

エネルギーは先ず自分を起点に循環させるのが先です。

知識も、お金も、愛情も、許しも、惜しみなく出すから廻る、という宇宙の法則に狂いはありません。

万が一宝くじに当たってしまったら、迷わず、有意義な所に募金、または投資しましょうね。

今も昔もお金に翻弄され続ける地球人ですが、いよいよ進化の扉が開かれ価値観が逆転する今、真っ先にその姿を変えてしまうのがお金なのかもしれません。

経済から恵財へとシフトしていく様に、唯物史観から霊性を見出す世界へと人類は導かれていくのでしょう。

人の器を生かす生き方は、いずれ自分の器も満たされていく。

それがこれからの財のルート、恵まれる財。恵財、となるのです。

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